ありがたいことに,Office9ではメールをエクスポートする方法が備わっています。
メールデータを退避する
エクスポートしたデータはOffice9から削除される点に注意です。「退避」というだけあって,データを削減することによるパフォーマンス向上の目的もあるようです。
エクスポートすると,1メールごとにemlファイルとして保存されますので,これを他のアプリケーションに移す形となります。
操作はインストールされているサーバー(もしくはPC)のコマンドプロンプトで行ないます。以下のコマンドを実行すると処理が始まります。
ag.exe -x mailsave -path (保存フォルダの絶対パス) -date (yyyy/mm/dd) -uid (対象ユーザーID) -e (実行時間(秒))
今回は以下のコマンドを実行しました。
ag.exe -x mailsave -date (2010/12/31) -uid 156
保存フォルダの絶対パスは省略するので既定の場所に保存されます。
実行時間も省略しました。
対象ユーザーIDはログイン名とは異なります。Office9の「ユーザーの設定」画面で「ユーザーをCSVで書き出す」を実行すると,出力項目にユーザーIDが含まれていますので,ここで確認できます。
実行すると,以下のように処理が進みます。
メールの件数に応じて時間がかかります。
保存されているのが分かります。
メールは年月日でフォルダー分けされるようです。
ここから移行先のアプリケーションにインポートしていくことになります。
Windows Live メールであれば簡単に取り込むことができました。移行先がOutlookであれば,Outlook2010まではWindows Live メール経由で取り込むことができます。
弊社が使用するOutlook2013ではその機能が無くなってしまってますので,別の方法でインポートしなくてはならないのですが,それはまた別の話となります。
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